臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
「うん。それでな。今日行ったあの工場、明日から監査入れる」
またまたあっけらかんとした言葉にギョッとする。
「か、監査? 監査って、内部監査室ですか? 何か見つかったんですか?」
「まぁ、そこから出て来るとは思ってもみなかったが、出たな。あそこの冷凍ハンバーグ、国産牛と仙台豚の合い挽き肉が売りのハンバーグなんだ」
「あ。そうなんですか」
「工場まわっていた時に、自信満々に副所長が俺にうんちくを垂れていたし、レシピを変更する場合には品管を通すはずだが、戻ってきてから確認したがその形跡もなかった」
「へぇ……」
正式な副所長はあの小太りおっさんってことかな?
あの人副所長だったのか。
適当に相槌を打ちながら、オクラを食べ……。
それから言っている言葉の違和感に首を傾げた。
「ちょ……ちょっと待ってください! おばちゃんの噂を鵜呑みにしたんじゃないんでしょうね? 鶏肉がって話!」
言葉使いも何もかもすっ飛ばして言うと、社長はそれはそれは胡散臭い爽やかな笑みを返してくる。
「まさかだろ? だから監査を入れる」
「確かに、調べるのに監査室を入れるのはおかしくはないですが、流石に唐突過ぎます」
またまたあっけらかんとした言葉にギョッとする。
「か、監査? 監査って、内部監査室ですか? 何か見つかったんですか?」
「まぁ、そこから出て来るとは思ってもみなかったが、出たな。あそこの冷凍ハンバーグ、国産牛と仙台豚の合い挽き肉が売りのハンバーグなんだ」
「あ。そうなんですか」
「工場まわっていた時に、自信満々に副所長が俺にうんちくを垂れていたし、レシピを変更する場合には品管を通すはずだが、戻ってきてから確認したがその形跡もなかった」
「へぇ……」
正式な副所長はあの小太りおっさんってことかな?
あの人副所長だったのか。
適当に相槌を打ちながら、オクラを食べ……。
それから言っている言葉の違和感に首を傾げた。
「ちょ……ちょっと待ってください! おばちゃんの噂を鵜呑みにしたんじゃないんでしょうね? 鶏肉がって話!」
言葉使いも何もかもすっ飛ばして言うと、社長はそれはそれは胡散臭い爽やかな笑みを返してくる。
「まさかだろ? だから監査を入れる」
「確かに、調べるのに監査室を入れるのはおかしくはないですが、流石に唐突過ぎます」