死神からのメール



あれからもう1時間以上経過していた。
分かった事は、私たちの身近にいる人が送っているってこと。


それと、島崎さんが……
原因じゃないかってこと。


クラス皆で話して出た結果だ。



島崎さんが亡くなる前クラス大半の子達がいじめていた。


私は見ているだけで怖くて何も出来なかった。



葉月に逆らうことが出来なかったんだ。



だから、仕返しに島崎さんが皆を殺しているって……
皆が口々にそう言うんだ。



「絶対島崎さんの呪いだよ。」



「でも、どうして……?」



「ほら、うちらいじめてたじゃん。仕返しにクラス皆1人ずつ順番に……」




私たちは急に怖くなった。
雅ちゃんの次は、私だとか……



「いつかは、皆消えちゃうのかな……」


「やめてよ!そんな事言うの……」


「皆一旦落ち着こう!喧嘩してる暇なんてないよ。今は、とにかく皆で雅ちゃんを守ろう」



「確かに犯人が見つからないんだったら皆で守るしかないよな」


私たちは雅ちゃんから離れないように搜索を続けた。
< 10 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop