死神からのメール



コンコンコン





『失礼します』



「お、どうした?」



柴田先生は、笑顔で私たちを出迎えてくれた。



「柴田先生に話しておきたいことがあって。」



「なんだ?」



「今、クラスの子達順番に謎のメールが届いているんです‥‥」



「メール?」



「はい。差出人名がNonameなんです。」



「このNonameが犯人じゃないかって。」



柴田先生は、疑う顔を一つもせず静かに私達の話に頷いてくれた。



「実は先生もその話は、隣のクラスの子に聞いたことがあるんだ。」


「そーなんですか?!」


「あぁ、あんまり騒ぎを大きくしたくなくて言わなかったけど差出人が何処からメールを送っているのか調べたんだ。そしたら……」



「そしたら?」



先生は、引き出しから何かを取り出した。


「この携帯からみたいだ。」



「それって……?!」



「あぁ、連絡用の携帯だ。職員室のな」


どういうこと?
犯人は、職員室からメールを送っているの



「じゃあ、この職員室の中に犯人がいるんですか?」



「いや、それは分からない。けど、、、、」



「犯人は、間違いなくこの学校の中にいる」
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