死神からのメール
2時間目
「私……?」
千堂寺 雅(ミヤビ)
クラス順位6位のお嬢様。
「雅ちゃん。メール届いてない?」
「うん。今のところ大丈夫」
ピロリンッ
「あ……」
携帯の受信音だ。
「もしかして……きた?」
雅ちゃんは震えながら携帯を私たちに見せた。
そこにはNoname……5と書かれていた。
「私……死ぬの?」
「大丈夫だよ。皆でなんとかしようこれ以上犠牲者を出したくない。……犯人捕まえよう!」
「5時間以内に。」
そう、皆5という数字が届いていた。
そして1時間ごとにNonameからメールが届いたそうだ。
しかも、1時間後には5。2時間後には4。
それはまるで死ぬ時までをカウントダウンしているみたいだった。