引越し先のお隣は。


さくらちゃんとばいばいしたその日の夜。



あぁ、明日は関くんか。



「夏芽、風呂」



「あ、うん」



彼方はそれだけ言って部屋に戻って行った。



そういえば、彼方がこんなに喋ったの久しぶりに見た気がする。



あたしとじゃ無口だし、



さくらちゃんがいたから盛り上がったんだね。



彼方のこと、学校とかで心配してたけど



その必要もなさそう。



「お風呂いってきまーす」


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