失恋した直後のラインは甘い囁き
それから私と智也のリアルの付き合いが始まった。


智也は某有名大学病院の外科医として働いていた。


住まいは大学病院の近くにあるマンション。


智也は慶介の時のように合鍵をくれた。


いつでも好きな時に来ていいと言ってくれた。


嬉しかった。



あの初めて智也と会ったその夜、私は智也に抱かれた。


いや、私の方から強引に抱いたのだ。


見ていられなかったから。


私の愛で少しでも智也の気持ちが楽になれるなら・・。


後悔は微塵もなかった。
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