太陽と虹(未定)
眼鏡フェチ
―キーンコーンカーンコーン…
「おい、光陽ー」
窓の外を覗いてたら、海晴がやってきた。
「勝手に他のクラス入っていいのかー?佐藤って奴に怒られるんじゃねーの?」
「平気、平気♪」
海晴は呑気にそう言いながら、誰かの机の上にドカッと座った。
「あ、そうそう。今日、横橋と何やってたの?」
黒板の方にいる横橋に聞かれないよう小さな声で言ってきた。
「朝の事?」
「うん、そう」
興味津々に顔を近づけてくる…。
ある意味少し…ウザい。
「ちょうど会ったから、話してただけ」
俺がそう言うと、
「ふ~ん」
と、海晴が何か言いたげな感じな顔をしてる。
「…なんだよ」
そんな顔に少し苛立ちを持った。
「いやー、別にー」
言いたいんだったら、何か言えよ!
と、思ってしまうのがいつもの日課。