太陽と虹(未定)



チャイムと共に椅子に座った。

何故か隣の席はアイツなのだ。

黒ブチの眼鏡をかけてる光陽は、ちょっと何かを感じる。

えっと…正直に言えば……“萌える”って感じかな?

そうそう、あたしちょっと眼鏡に弱いんですよ。

授業中も何故か眼鏡に釘付け。

あ、勘違いはしちゃ駄目だよ。

あたしが見てるのはアイツじゃなくて、眼鏡ですからね。


「おーい、横橋ー。お前ちゃんと前見ろ」


おいおい、佐藤ちゃん。

あたしの空間に入ってくんなや。

そんなことを思いながらも、あたしは前を見て授業に集中し始めた。



何でアイツ眼鏡かけてんだろ…。



しかし、集中し始めても考える事は変わらなかった。

どんだけ眼鏡好きなんだよ。

て、自分でも思っちゃう。




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