太陽と虹(未定)


「あ、もう1個聞いてねー」

「まだあんのっ?」


あたしの言葉を無視し、青空は口を開けた。


「○○○のピッチャーは、いつかきっと大物になります。あの技術、あの協調性、あのチームを引っ張っていく姿勢、とても凄い物を持ってるなと思いました。

私が思うに、今の野球界に必要なものだと思います。私も大竹って言う人からいろんなものを学びました。この大会のことは一生忘れる事ないと思います」


…。

あたしは何様だよ。

てか、こんなこと言ったのっ?


「大竹光陽についてどう思いますか?って質問の答え」

「あたし、覚えがない」

「いやいや、ちゃんと書いてあるよー」


て、言う事は、この頃からあたしは光陽のこと知ってたのか?


「虹架、凄い事言ってるね」


青空はあたしを見て笑った。




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