葵寮へようこそ! ~♀×4 ♂×1~
「ルイさんは葵寮の仲間ですから。」

え……

「自分と同じ人を好きになった人を攻めたってしょうがないだろ。呪っちゃおうとか、いなくなればいいとか言って、そこでなにが生まれる?ライバルとして、そして仲間として……そんな風にすごしていくのが、あたしはいいと思う。」

先輩……

「あのね、私気付いちゃったんだ。真くんの好きな人。それは私の目の前にいる人ですよ。」

唯先輩の前にいる人。

それって……

「私……ですか?」

すると、先輩は手で大きく丸をつくって、

「だいせーかーいっ!」

と、大きい声で言った。
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