葵寮へようこそ! ~♀×4 ♂×1~
「でも、2人の顔を見ると、何か悩み事があるようにしか見えないですよー。2人とも、顔に出やすいタイプなんですから!私にはお見通しだっちゅーの!残念っ!何かあったら、言ってくださいよ~☆私はこう見えても、葵寮のリーダーなんだから!」

えっへん!

唯先輩は腰に手をあてて、胸をはっている。

自信に満ちた顔である。

バカになりなさいというのは、こういうことなのか?

でも……やさしい目をしてる。

この人なら、信用できる!

「あの私、美月先輩の下僕(?)に水をかけられたんです……。美月先輩が仕掛けたことらしくて……私ショックなんです……そして、これから何されるのかもわからないし……」

「だから、あたしは美月のいじめを止めようってことで立ち上がったんだー!唯先輩も、もちろん協力してくれるよな!」
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