飛行機雲










「笑ったり、悲しそうだったり、むすくれてたりして、神崎への想い教えてくれて、でも最後は嬉しそうに、愛、なんて言ったか覚えてる?」




太陽の眩しい光が邪魔をして、

巫女の表情はよく見えなかった。


でも、たぶん笑ってる。




そんな気がした。





「ううん。全く覚えてない。」



本当に全く覚えてない。








「私、なんていったの?」



私は、少し首をかしげながら聞いた。









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