飛行機雲












「ごめん、通して」






……修…つめたい。(笑)





周りがシーンと重苦しい空気の中、


修はズカズカと私に寄ってきて


腕を掴んで、廊下へ連れ出された。





「悪い、いきなり。」



修は、廊下に出るとすぐ謝ってきた。





「ううん、私は全然大丈夫!でも、あの言い方は冷たすぎじゃ…」



そんなことを言いながら苦笑した。



「だって……愛に会いに行ったのに、他の奴らが邪魔で…イラついた。」



少し反省した様子で、


でも、ちょっと怒ったように言う修が


なんだか可愛く見えた。












< 141 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop