飛行機雲
「で、巫女の話したいことってなにっ?」
私は席につくなり本題をだした。
「…ん~…てかまずは愛、最近どーよ?」
巫女は頼んだジュースを飲みながら言った。
…どーよっていうのが
恋愛のことだと、すぐにわかった。
「うーん…彼氏?みたいな人はできたかな」
私は少し照れながら修のことを
全部、隠さずに話した。
英語の専門学校へ通っていること、
修に一目惚れされたこと、
翼のことを受け止めてくれたこと、
今、ほんの少しずつだけど
翼のことを想い出にできてること。
「……そっかぁ!…良かったねっ安心したよ」
巫女は少し複雑そうな顔をしたが
すぐ笑顔になった。
…何かあったのかな?