飛行機雲











「…巫女の話したいことっていうのはなにー?」




私は巫女の微妙な表情から、


少し不安感を抱いた。





「…いや、まあたいしたことじゃないんだ!気にしないでいーや!それよりさ」




巫女は違う話をしだした。





巫女、嘘つくときの笑いかた


いつもと違うって知ってるよ




わざとらしい笑い方なんだよね。



だからわかるよ。





私はずっと何を隠してるのか


気になって仕方なくて…。




久しぶりに会ったのに、


巫女の話をあまり聞くことができなかった。













< 162 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop