飛行機雲
「ただいま~」
「あら、遅かったわね。おかえり。巫女ちゃん元気にしてた?」
家に入ると、お母さんがリビングからでてきて言った。
「うん、元気そうだった!すごく楽しかったよ」
私はそれだけ言うと、疲れたから。と言って
部屋に閉じこもった。
…すごく楽しかった。
けど
巫女は、私に何か隠し事してるよね。
……翼のことなら、
なんで言ってくれないんだろう。
私はそのまま寝てしまった。
でも、そんな間に運命が
大きく変わろうとしていたんだよね。