飛行機雲












俺は黙って電話を切った。









あの手紙を、爽菊が読んでなかった。





ということは、爽菊はきっと、



俺を待ってるどころか


きっともうほかの人と結ばれて


幸せになってるかな…?






待ってるどころか、



きっと…忘れてるよな。











俺の9年間の想いは、







――もう、届かない…






























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