飛行機雲







…翼…?





もう、とっくに学校が

始まってる時間なのに、



家の前に、翼が立っている。





「…おはよ!」





にこっと笑う、偽りのないその笑顔に

引き込まれそうになった。




「…えっ!…翼…なんで?…」






翼も具合悪いの…?





え…じゃあなんでここにいるの…?









「んー?…なんででしょーか!」



相変わらず、にこにこしたままで

そう答える。



「あっ。待ってて!今下行くね!」






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