飛行機雲










私、怖いんだ。



向き合って、

気持ちぶつけて

受け止めてもらえないって


決めつけてるから…




「愛は一人じゃないよ」









ふいに言った、巫女のその言葉で、


私は涙を流していた。




私は…一人じゃない。



例え、受け止めてもらえなくたって


私は、一人じゃない。





「…何も…怖がることなんて、ないんだよ…」




怖かった。


怖くて、怖くて。



翼に会うと、何も言えなくなる。




言えなくなる自分も、

辛かった。












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