17歳

「アタ…」

「アタルっ!」


え…?

私が呼ぼうとしたのに
後ろの人に先に
言われてしまった。


う…そや この声…

息を飲みゆっくりと
後ろを振り返る。


そこには彼女がおった。

アタルの彼女が。


風がサァッと
私の前を通りすぎた。

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