17歳
アタルがいつもと
違う感じがした。
…なんか元気ない?
この空気に耐えきれず
何か話題を探す私。
「え〜と…どーしたん?アタル。まだおったん?」
「え?本間やもうこんな時間…」
アタルが時計を見上げる
そんな所もかっこいいと思ってまう私って…
「なにぃ?彼女待ちとか?」
無理に笑う私
話題がないからって
彼女の事を
言うてまうなんて
なんか悔しい…
「………………」
シーンとした教室。
アタルが何も言わへんから
私なんか
変な事言うたかな?