17歳

ガチャとドアが開くと
同時にムワ〜ンとした
空気が入ってきた。


「おまたせー。はい、ケーキ食べるやんな?」

「やったー、ありがとう先輩!」

私の大好きな
ショートケーキが
目の前に置かれる。


おいしそ〜

目線はケーキ一直線。

「これアタルが買ってきてくれてん。」

「え…」

ケーキから目を離し
彼の顔を見上げる。



アタルがー…?

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