17歳

暗い廊下
アタルの顔が余計に
怖く感じた。


どーしよ
何か言わな…

「あ…」

話そうとした瞬間
アタルが前を通りすぎた。

「ごゆっくり〜」

たった一言
それだけを残して。




目も合わへんかった。




チクチク



痛む胸。




痛い…心が。




冷たくて暗い廊下

私に似合ってる気がした。

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