17歳

そんなんいやや。

さやかが友達に呼ばれ
席を離れる。

私はそれを見て
アタルに声をかける。

誰にも聞こえないように。



「アタル…放課後教室に残ってて。」

アタルは一瞬驚いた顔して
すぐに真剣な表情になった。


「な…に言うてんねん!!あほかっ」

私から離れようとした瞬間


「言うで?放課後の事」

アタルが足を止め
こっちを見た





お願いやから
そんな顔で私を見んといて

アタルの視線が痛い。

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