17歳

心臓がドクンと
音をたててるのは
聞こえないふり。

また唇を噛み締めて我慢。
「…そーやんな」

そして笑う。

「キスは彼女のもんやもんなっ?アタルって割とそういうの気にするんやー」

「うっさい」

何度我慢して笑えばいいんやろか、私は。


静かな教室

聞こえるのは
私達の声だけ。


見つめあい
私はまた夢の世界へ

アタルの腕と匂いに
抱かれて。


お願い…
この夢は覚めないで。

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