17歳

私はさやかに全部話した。
アタルの事。
元先輩と付き合ってる理由。
私の気持ち。


さやかは困惑したような顔をして何も話さない。


それでも私は話をやめない。


さやかのため。



うそ

私のため。




またあの風がやってくる

いつも嫌で嫌で
仕方なかったけど

今日はそのまま
風とともに私を
連れ去ってほしかった。

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