17歳
放課後
今日もアタルと会う。
いつも嬉しい時間やのに
でも今日はそんな気分に
なれへんかった
罪悪感?っていうんかな
何かモヤモヤする。
さやか…
そんな事が私の頭の中で
ぐるぐる回っていた。
「今日はやめよ。」
「え…」
アタルが私から離れ
服を着る。
…呆然
とりあえず私も服を着る
シャツのボタンを
閉め終わるのと同時に
アタルが話かけてきた
「何かあったん?変やで今日。」
本日2回目。
私ってそんなに
顔に出るんかな?
何も言わへん私に
「俺には言えへん事?」
私の顔を乗り出して聞く
言えへんに決まってる
アタルには1番言えへん。
私は少し悩んで話す。
「ちょっとさやかと喧嘩して…」
「いつもしてるようなんじゃなくて?」
「うん…今まで一番最悪な感じやな。でも私が悪いから…。内容は言えへんけど…」
そんな私に何て言うたらいいかわからへんのか、う〜ん。と悩むアタル。
何でそんな真剣に
悩んでくれるん?
こんな私のために。
最悪な奴やねんで?
アタルにもさやかにも先輩にも
みんなに謝る事
いっぱいあんのに…