バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
何も話す気になれなかった。


かず君が必死で私を守ってくれるのは分かるけど、辛い。



胸が苦しい。



大人でない自分が悔しかった。



今頃かず君はどうしているのだろう。



由美さんに押しまくられて、由美さんを受け入れるのかもしれない。



考えれば考えるほど胸が締め付けられた。



私はいつからこんなに独占欲が強くなった。



私はどうすればいいのだろ。




「華、何考えてるの。私は沢田を信じてもいいと思うよ。」



分かっていても素直に頷けない。



啓太は彩夏の家から、帰ろうとしない。


「俺は沢田を許さない。あんなことをあの女に言わせ。好きな女泣かせて。華もう沢田の事は忘れろ。沢田といると華が傷つく。華には俺がいる。」



彩夏が大きなため息をついた。




彩夏は啓太を好きなんだ。



啓太は彩夏の気持ちを知ってるはずなのに。




彩夏の前で私の事を言わないでほしい。







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