バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
次の朝時間通り啓太が迎えに来て、三人で登校した。



教室にいても落ち着かない。



かず君が教室へ入って来たらどんな顔をしようか。



ずっと考えていた。



でも教室に入って来たのはかず君ではなかった。



梓先生が入って来た。



「沢田先生は娘さんがケガをして入院した為、二三日お休みします。数字は土屋先生が教えます。今週末から夏休みに入るので、沢田先生がいなくても問題ないと思います。」



梓先生が話してる事なんて耳に入らず、夕顔がケガをした。昨日までなんともなかったのに、あれから何があったの。


今すぐに夕顔の元に行きたかった。



夕顔の元気な顔を見ないと、安心出来ない。



今この状態で教室は出れない。



私は休み時間を待った。




とにかく、かず君に電話をして確めたかった。







< 145 / 338 >

この作品をシェア

pagetop