バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
夕顔に綺麗だと言われて素直に嬉しかった。



母さんは本当に綺麗だ。



「華どうしたの。夕顔ちゃんの言う通り、華はとても綺麗よ。私が18の頃よりずっと綺麗だわ。」


母さんが写真を見せてくれた。写っていたのは私そっりの母だった。


「華もお化粧するようになると変わるわよ。華を見たら、うちの事務所が欲しがると思うの。」



「カオリさんそれだけは勘弁して下さい。バツ1で子持ちの男がいいって言ってくれるのは、華だけです。華はまだ18だから、この先もっといい出逢いがあるんじゃないかって、情けないくらい落ち込むんです。華が芸能人なったら、どうする事も出来ないじゃないですか。」



思わず吹き出してしまった。




私が芸能人。




地球がひっくり返えってもあり得ない。




私はかず君のお嫁さんになりたいんだから、母さん可笑しな事言わないで下さい。




平凡でいい、暖かな家庭を作りたい。




私はそれ以上望まない。








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