バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
お母さんと田村先生は、ずっと見つめ合ったままだった。



「たーくんは、おばあちゃんが好きなの? 」




かず君なんか一言言ってほしいんだけど。



「夕顔ジュース飲むか?」




かず君が夕顔を連れ出す事に成功した。


「後は二人で話し合ったらどうですか。」



お願いだから、二人とも自分の部屋へ行ってから抱き合って下さい。



私がいる事も気にならないみたいだけど、私はそっと部屋を出て、かず君たちがいる、自動販売機の所まで行った。



「2人が抱き合ってたから部屋出てきた。」



「仕方ないだろ。もう少し時間つぶしてから戻ろうか。」



「夕顔眠くない? 」



「平気だよ。たーくんおばあちゃんとキスしてるかな。 」



かず君と二人で吹き出してしまった。



三人で部屋に戻ると、テーブルの上にメモがあった。


【沢田やったぞ!おまえの親父になった。カオリに結婚のOKもらったから、結婚式は一緒にやろうぜ。じゃ俺たち部屋に戻るよ。華ちゃんによろしく。今夜はお互い頑張ろうな。】




良かったね。




母さん、田村先生とお幸せに。







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