バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
体育大会の準備も終わり今日も教室の鍵を閉め、



一輝の所に鍵を返しに行く。



「沢田先生終わりました。」


一輝が耳元で、『今日はこれで帰れそうだから、


車で待ってて。夕顔一緒に迎えに行こう。』



私は頷いた。



もう17時を回った。



私は回りに誰もいない事を確認して、一輝の車に乗った。



中々先生が来ないのでシートを倒し、



そのまま私は寝てしまった。



一輝が来たのも知らなかった。



気がつくと夕顔の保育園だった。



一輝に抱かれた夕顔が車に乗って来た。



「ママただいま。」



私は慌てて起きた。



「パパがママ寝てなさいだって。」



『華いいから寝てろ。朝早くから起きていて、大変なんだからさ。』



「ママのお弁当おいしいもん。


友達がみんな夕顔のお弁当食べたいって言うの。」



嬉しそうに話す夕顔。



そんなに喜んでもらえるなら、もっと頑張っちゃうよ。



『華頑張り過ぎなくていいから。』



一輝に心読まれちゃったよ。





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