バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
夕顔ちゃんのお祖母ちゃんで、かず君のお母さんの貴美子さんとは何回か会っていた。



夕顔ちゃんとかず君のマンションに行くと、貴美子さんがいた。



「華ちゃん、いつも夕顔が迷惑かけてごめんなさい。夕顔は華ちゃんが大好きだからね。」



夕食を三人で食べ、貴美子さんは、お祖父ちゃんが待ってるからと帰ってしまった。



21時過ぎてもかず君は帰って来なかった。



夕顔ちゃんが眠くなってしまい、二人で寝室に入った。



かず君の匂いのするベッドが気持ち良くて、夕顔ちゃんと寝てしまった。



暫くすると、玄関先で話し声が聞こえる。



「梓先生もうここで大丈夫ですから。」



かず君の声。



今日は会議じゃなかったの?



梓先生と二人で今までいたの?



私は出てく事が出来ない。


中々帰ろうとしない梓先生。



かず君は酔っているみたい。



「沢田先生が好き。」




かず君告白なんかされてるし、何かやだ。




胸が苦しくなった。







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