バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
「それでもいいから、今は友達のままでいい。華をほっておけない。必ず俺に惚れさせてみせるから。俺から離れるなよ。」



啓太これ以上優しくしないでほしい。



私だって一人ぼっちは怖いんだから、甘えたくなってしまう。



啓太は私を離してくれなかった。



啓太のオバサンにも華ちゃんを一人に出来ないと言われ、もう暫く啓太の家にお世話になる事になってしまう。



学校の荷物は、啓太と一緒にマンションに取りに行った。



制服と着替え、勉強道具を鞄に詰めた。



玄関を出る時、郵便受けに入っていたものを確認すると、白い封筒が入っていた。



かず君からだった。



啓太には先に自転車で待ってほしい言い、封筒を開けた。



【華今までありがとう。華は楽しい高校生活を送って下さい。華の隣にはいるのは俺では駄目なんだ。夕顔の事は心配しなくていいよ。明日から華と俺は生徒と先生だから。明日は元気に登校して来いよ。待ってるから。】




かず君のバカ!




かず君は優し過ぎる。




まだ涙が残ってたみたい。







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