バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
廊下を曲がりトイレに入ろうとすると、腕を捕まれた。



そのまま掃除道具の入っている狭い部屋に引っ張り込まれた。



「華、さっきの話しは誤解だから、梓先生とは付き合ってないし、キスなんてしてないから信じてほしい。」



何で私にそんな話をするの。


沢田先生を睨らんだ。



「関係ないです。沢田先生が誰と付き合おうが私は構いません。」



声が震え涙が止まらない。



沢田先生が私を抱き締めた。



「先生離して。私たちもう別れたんだよ。」



「華。ごめん!」



「かず君なんて嫌い大嫌い。もう私に構わないで!」



「華、俺・ ・ ・ ・ 」



「私は生徒と先生になんかなれないよ。かず君の事ずっと好きでいる。でも先生には迷惑かけないから安心して。」



先生の手を振り払いその場から逃げた。



そんな、私たちの姿を彩夏が見てたなんて知らなかった。






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