バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
保育園にどうしても行かないと、玄関先で俺を困らせる夕顔。



俺は困りはて姉に電話した。



二つ上の姉は、結婚して五年になるが子供はいない。



夕顔を凄く可愛がってくれている。



姉に相談したら夕顔を暫く預かってくれることになった。



「夕顔保育園はお休みしていいよ。圭子オバサンが夕顔に会いたいんだってさ。遊びに行くか?」



夕顔は大喜び。



「圭子オバサンは、華ちゃんの次に好き。」



夕顔の一番はやっぱり華なんだな。



そう俺の一番も華だ。



夕顔と華と俺三人が、一緒じゃないと駄目な事は分かっていたのに。



夕顔、もう少し待ってほしい。



華を必ず連れ戻すから。



バツ1子持ちの28才、俺の頑張りを見せてやる。




本当に頑張れるのか自信はない。



俺ってこんなにヘタレだったのか。




本当に情けない。








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