バツ１子持ち、それでも先生が大好き！

彩夏が慌てて俺のとこに来た。



｢啓太、私とんでもないとこ見見ちゃった。沢田と華が言い合ってた。華の好きな人はやっぱ沢田だった。｣



｢啓太、華泣いてた。沢田に振られたみたい。｣



｢彩夏が泣いてどうするんだよ。｣



｢私啓太が好きだから、華が啓太の事好きじゃない。って聞いて嬉しかった。
たけど、華の辛そうな顔みたくない。華に悲しい恋なんてしてほしくない。啓太華を助けてあげて。｣



彩夏は友達思いのいい奴だな。



泣き続ける彩夏の頭を俺はそっとなぜた。



無責任に、彩夏を抱き締める事はしたくなかった。




華の事は俺が守る。



沢田なんかに華を渡さない。