どうか、この想いを。
私、お邪魔だよね…


既に学食や屋上にご飯を食べに行った人が多く、教室には人が10人もいなかった


私はそっと二人のそばから離れた。



いや、正確には離れようとした



離れようとしたとき翔也が私の手をつかんでそれを阻止したのだ



え…


私は戸惑いながらも何も言わず黙っていた



「あの、私翔也くんが好きです!」



「ごめん」



翔也はいつも告白を断る



その理由を聞いたら翔也はいつも適当に誤魔化してきて



だから、私には翔也が告白を断る理由が全くわからない
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