ペットの猫とガラケーと

「……わかった。」
「ん?」
「アンタが昨日の猫だってことは信じる。」
「やっとかよ……、よっしゃ!じゃあまた飯でも作っ」


「だから出てって」

猫ならまだしも、見ず知らずの男の人を家にあげてしまったのだ。
元々母子家庭で兄弟もいない、加えてその母も多忙でなかなか家にいない状況なのに、このまま家に置いてたら何をされるかわからない。

「……は?」

「聞こえなかった?出てって、今すぐに」

「……なんで」

「人間だから」

「…猫だし」
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop