ㅤ近距離恋愛。。
あれからすぐ入学式が始まり
体育館の中は生徒の声でザワザワしてる。
体育館の中にいる男子生徒は皆同じ会話
「この学校に来てよかったよな!」
「お前も思う?俺もなんだよな。」
「可愛い女多くね?」
「特に目立つよな〜あのふたり。」
「ああ!井上菜穂ちゃん派だな俺!」
「俺その片方の方がタイプだな」
「あ〜可愛い女の子らしい子だよな」
「名前が確か…「綾瀬華奈」そうそうって」
男子生徒が名前を言おうと思ってすぐ
体育館内で華奈の名前があがった。
「新入生代表の 綾瀬華奈さん」
「は、は、はい!」
華奈は先生に呼ばれ慌てて立ち上がり
台にあがって生徒達の前に立ち…
「い、い、一年生代表の 綾瀬華奈です」
「おい、華奈」
華奈が緊張し、噛んでいる時に隣から
小さな声で話しかける男子生徒がいて
ふいっと横を見ると…拓磨がいた。
「え…拓磨…どうし…て?」
「俺も、新入生代表なんだよ」
「ほんとに…?」
緊張と不安に押し潰され半泣き状態の
華奈に優しく声をかける拓磨。
「俺はここに居るから安心して話せ」
「…拓磨…ありがとう」
「あぁ」
それから笑顔になり前を向き話し出す
「新入生代表の綾瀬華奈です。」
「同じく新入生代表の楠本拓磨です。」
何とか拓磨のおかげで華奈は緊張を
ほぐす事ができ挨拶を無事に終えた。