いつか必ずあなたの心掴むから
私はバスタオルで体を拭いて下着をつけた。


そして影のTシャツを着た。


太ももが半分くらい見える。恥ずかしい・・



私は制服を持ってリビングへ行った。


影はお酒を飲みながらテレビを見ていた。


チラッと私を見て、


「隣の寝室にクローゼットがある。ハンガー使っていいよ」


と言った。


「はい・・」


私はそろりそろりと寝室に入った。


目に着いたのはダブルベッド。


後はサイドボードにドレッサーしかない。


私はクローゼットを開け制服をハンガーにかけた。


クローゼットの中身はスーツが何着かあった。


影が着るの・・?



私がボーっと立っていたら影が入ってきた。


手にはペットボトルを持っている。


影はそれを口に含んで私に近づいて来た。


そして口移しに私に飲ませた。


口の中には少ししか入ってこなかった。


当たり前だ。私は口を閉じていたのだから。


「やっぱりキスした事ないんだ」


と影はベッドに座り足をブラブラさせた。



「あ、あの、経験ないんでガッカリさせると思います!」


と私は自分でもおかしな事を言ってると思ったがそう言ってしまった。


影は「まあバージンには期待してないよ」と言った。


がーん!と頭の中で鐘が鳴ったような気がした。



「ねえ、自分から脱ぐのと無理やり脱がされるのとどっちがいい?」


と影は面倒くさそうに聞いてきた。


私の頭の中でまた がーん!と鐘が鳴った。
< 13 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop