いつか必ずあなたの心掴むから
「痛い!はなせぇ!!」


と静は暴れた。


「いい加減観念しろ!」


と言う声に静は思い切り蹴りを入れた。


すると上手くヒットして金髪頭はバイクにぶつかり倒れた。


そこへ、若い男がやって来た。


倒れたバイクを起こして点検している。


「お、お願い・・助けて・・」


と静はその男に助けを求めた。



「よくも俺のバイクに傷をつけたな」


と鋭い目つきをして金髪頭を殴った。


そしてさらに腹を蹴った。


あまりの勢いに禿親父は呆然と見ていた。


若い男は禿親父にも一発蹴りを入れた。


禿親父はその場にうずくまった。


若い男はため息一つついてバイクにまたがった。


「待って!私も乗せて!」


と静は必死で男の後ろに座った。


「ふん」


と言って男はアクセルをふかした。
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