君がいたしるし~ひと夏の四人の恋物語~
「おはよう!!祐飛!!」
「おはよう美空。」
今日は待ちに待った旅行の日。
夏休みに入ってからはずっとそわそわしていた。
祐飛も私の家に着いた。
そしてお父様の方に行き、
「おはようございます。お久しぶりです。今日からお世話になります。」
と挨拶をしていた。
村までは私の家の車を使うことになった。
私達の荷物は使用人の人が運んでくれている。
そしてその間に私達は先に車に乗らせてもらった。
出発までの間、今回行く施設についてお父様から聞かせてもらうことができた。
今回行く施設は、両親を事故で亡くした子供や、ほかに事情があって家族と暮らせない子供が住んでる施設だそうだ。
そして荷物を運び終わったようで、車は村へと走り出した。