それでも、君が好きだから。
*******

「柴!ここどーすんの?」



「そこには段ボールを赤茶色に塗ってはって!」



「あいよ!」



「柴ー!」




「はい!!」




気づけばあっという間に文化祭前日。私たちのクラスは制服喫茶。




教室を西洋風に改造して、なんちゃって制服を調達したりして。




気づけば私は‟柴咲さん”や‟柴咲”から‟柴(しば)”と呼ばれてて。




サボリ癖のある松戸里緒は現在行方不明。
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