それでも、君が好きだから。
*******

「_柴咲さん?目が覚めた?」



ゆっくり体を起こすと、ここは保健室。私はベッドで寝ていた。



「B組の由井くんが運んできてくれたのよ?貧血持ちだって言ってたわ。無理しないで」




保健医の先生が水を持ってきてくれた。





「先生、私教室に戻ります!」





「そう?お大事に。無理しないでね」





水を一口飲んで私は廊下に出る。
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