それでも、君が好きだから。
「咲良」
文化祭準備中のB組を覗き込むとすぐに咲良は見つかった。
「ひらり」
B組はお化け喫茶?コスプレ喫茶?をやるらしい
「もう大丈夫なのかよ?」
「うん!」
「無理すんなよ?本番でれないのはきついだろ」
本番は二日間。私が絶えられるか次第だ。
「平気だよ!今年は咲良もみなみもいるから!」
「もしやばそうだったら無理せずすぐ言えよ?みなみでもいいから」
「はーい。咲良は本番なんの衣装着るの?」
「んー、お楽しみに」
意味ありげに笑った咲良は教室に戻っていった。
「あ!ひらりお帰り!クラスTシャツ届いたよ!」
「嘘!やった!」
教室に戻ると黄色Tシャツにの名前と出席番号が書いてある背中部分を見せて立つみなみがいた。
デザインしたのは女子、サッカー選手のユニフォームと似た感じのデザインで、表には2-AUMINOと書いてある。
「可愛い!まあ明日はみんな制服衣装だけどねー!」
「あはは、他校に見える?」
「平気だよ!」
ああ、明日が楽しみだなぁ