それでも、君が好きだから。
「ねえ、なんかあったの?」



フローリングの床に座って壁に寄り掛かる咲良。



なんともいえない……いつもと違う空気が流れる。




「……松戸のこと好き?」
















「へっ?」




松戸?里緒のこと?



「なにいって「わり、何でもない。忘れて。風呂入ってくる」




咲良は出ていってしまった。
< 220 / 256 >

この作品をシェア

pagetop