それでも、君が好きだから。
「あ」




その男の人が走り去った後、何かが落ちているのに気が付いた。




「ライブの……時程表?」




スタッフさんなのかな?だったら落としちゃまずいよね……




「あ、待って!!」




私はその人が走っていった方角に走り出す。




「はぁ、はぁ、待って……!」




見えなくなりそうなほど遠くにある背中をただただ追いかける。
< 226 / 256 >

この作品をシェア

pagetop