それでも、君が好きだから。
「これ、そっちの男の人がすれ違ったときに落としていって……」



「え、俺?」



「何やってんのよ。時程表なきゃあんた何見て行動すんのよ」



「うるっせぇな!あ、ありがとね。君一般の人?関係者?」




私が追いかけてきた茶髪でサングラスをした男の人がこっちに近づいてきた。




なんか……どっかで見たことあるような?




「あたし先行くよ!あ、ウララー!」




「ちょっとミレイ!どこいってたの!?」




「ごめんごめん」
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