それでも、君が好きだから。
【ひらりside】

「ん……」



あれ……?



目を開けると視界に入ったのは見慣れた天井だった。



「ベッド……私の部屋?」




咲良の家の……リビングにいたはず。ソファで泣いてる私を咲良が抱きしめてくれて……




それから、どうしたんだっけ?




少なくとも自分で部屋に戻ってきた記憶はない。

もしかして……
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